私は15年間勤めていた会社を退職して、以前から計画をしていた事業を自分で始めようと思っています。ありがたいことに妻は応援してくれています。けれども「お前は、客商売には向いていないからやめたほうがいい、絶対にうまくいかない」と親類や友達に、会うたびに反対されています。私はみんなに言われるように事業をあきらめてこのまま会社員でいたほうがいいのでしょうか。
否定されても自分の願望を叶えるには
自分がしようと思っていたことを周りの人に拒否されることは多々ありますね。
人から反対されると気持ちが揺らいでしまうひとや実際に自分のしたいことをあきらめてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんなときはどうしたらいいのでしょうか。
他人から「向いていない」と否定的なアドバイスをされたにも関わらず、そのことで大成功をした人をご紹介します。
あなたはポーランドの初代首相であるイグナツィ・パデレフスキーをご存知でしょうか。彼は、世界で有数のピアニストです。彼は、ピアニストになりたくてワルシャワ音楽院で学んでいましたが、音楽界で権力のあった著名な作曲家に「あなたはピアニストにはなれない」と言われました。その中の理由の一つが「ピアニストになれる指を持っていない」でした。つまり彼の指は太くて短く、ピアニストには向かない指をしていたのです。そして彼はその作曲家に作曲家への道を勧められたのです。
作曲家であるロベルト・シューマンはピアニストから作曲家になった人物です。けれども彼は、細くて長い指をしていたのもあり、ピアニストとして活躍し、指を負傷したため作曲家に転身をしたのです。
このような生まれた時からの身体的な特徴は、自分で変えることは難しいですね。このような場合、多くの人はその道の著名人に「向いていない」と言われたらきっと自分の夢をあきらめてしまうでしょう。けれどもパデレフスキーは何としてでもピアニストになる夢を叶えたかったのです。
そして彼はそれらのアドバイスを一切無視して自分の願いを必ず叶えると決意をしたのです。
彼は、自分の弱点に打ち勝つために他の人よりも多くの時間を練習に割きました。そしてとうとう27歳にデビューをし、世界に名を残す有名なピアニストになったのです。
自分の身に起こることは全て自分で作り出している
質問者の方もパデレフスキーのように他人があなたの夢を邪魔しようとしてもそれを拒否していいのです。他の人の話を聞くことは大事ですが、それに左右される必要はありません。それはあくまでもあなたの判断の参考にする程度のものでいいのです。どんな時でもあなたに起こることや状況というのは自分が創り出したものです。
ですから周りの人があなたのことを「客商売には向いていない」と言ったとしてもそれが真実かどうかはすぐにはわからないのです。
世の中には、向かないことで成功している人も数多く存在しています。向かないからこそ成功するという場合もあるのです。
潜在意識は最高のパートナー
周りの人に左右されて、自分の考えを変えてしまう人は多いです。
そのような人たちにとって、一番の問題は自分で考えて自分で決意をすることです。他の人が何を言おうとそれに左右される必要は全くないのです。
あなたの人生はあなたが決めるものなのです。周りの人の間が決めるものではありません。もし、自分一人で考えたり、決意をすることが不安であれば、潜在意識とパートナーになるのが最もよいでしょう。
どうして他の人の話を聞くと、自分で決めることができない人に潜在意識とパートナーになることを勧めるのかをお伝えします。それは、周り人の意見に左右されてしまう人というのは心の底で「仲間が欲しい」と感じているからです。仲間が欲しいと感じているからアドバイスをもらうとたとえそれが否定的なものであったとしても人の意見に左右されてそれをうけいれてしまうのです。
ですから潜在意識という最高のパートナーと手を組むことにより、あなたの人生に変化が起こるでしょう。
パデレフスキーが自分よりも実力があり、地位も高い人に否定的なアドバイスを受けたにも関わらず、それに一切耳を貸さなかったのは、潜在意識が彼のパートナーになったからです。彼は宇宙の偉大な力を受け入れて信じることにしました、彼は心の底では、彼の内面に「宇宙の音楽とメロディーがあるのだ」ということを確信していたのです。