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「迷い」は潜在意識からのメッセージ

私には今、迷っていることがあります。私が働いている同じ業界の会社の人からヘッドハンティングをされたのです。今の勤めている会社よりも良い条件で「働いてほしい」と言ってくれています。妻は、私がその会社に転職すれば給料も上がるし、出世できるとすごく喜んでいます。私も「こんなに良い話はない」と思う反面、あまり気が進まないのが本心です。けれどもこんなに良い話が今後来るかどうかもわかりませんし、せっかくのチャンスを逃したらもったいないのではという気持ちがあってまだ迷っています。

こんな時、潜在意識を活用するにはどうしたらいいでしょうか。

人生は選択の連続

人生は選択の連続です。複数の選択肢の中から何を選ぶかによってその後の人生が大きく変わることも多いですね。自分がどちらの道に進むべきかで迷っている人は数多くいらっしゃいます。

潜在意識というのは自分が進むべき道を教えてくれています。ですから迷ったり、気が進まない時には何かを始めたり、そちらにはいくべきではありません。

それはどうしてかというと「迷い」は潜在意識からのメッセージだからです。もし、新しい職場に転職することがあなたにとって良いことならば、きっと二つ返事でそれを引き受けるはずです。今の会社よりも給料も地位も高くなるという好条件を迷うわけがないのです。

けれどもそれを迷ってしまうということは、顕在意識では気付くことができない何か他の問題があるのかもしれないのです。

「迷い」には気が付かない問題が隠れている

こんな実例があります。

ある女性は、家出をしました。彼女は既婚者でしたが新しい恋人ができたのです。恋人から「結婚してほしい」と言われ有頂天になっていました。しかし、彼女は「新しい恋人とうまくやっていけるのか、本当にこれでいいのか」という不安もあり、本心では迷っていました。そして彼女は、乗っていた飛行機を降りて夫の元に帰りました。彼女の選択は間違えていませんでした。しばらくするとその恋人が結婚詐欺師だったと知ったのです。

潜在意識に答えを任せる

迷ってしまう時には慌てて答えを出さないことが重要です。迷うには迷ってしまう理由があるはずなのです。もし返答をせかされたり、期日が決まっていたとしても迷っている気持ちを大事にし、最優先させるべきです。
リラックスして潜在意識に回答を求めて身を任せれば、自然と一番良い答えを導いてくれます。
質問者の方のように、転職する場合などは、今日明日中に返答しなければならないこともないですから急いで答えを決める必要もないでしょう。ですから迷っている間は潜在意識に答えを任せてみましょう。

私がお勧めするのは、夜眠りにつく前に、リラックスして潜在意識が良い答えを導いてくれるよう、問いかけてみることです。そうすることで潜在意識からのメッセージを夢や目が覚めたときに受け取ることができるからです。

もし、万が一それでも迷ってしまう場合には、会社を調べたり、疑問点を納得いくまで聞くことです。それでも何もないのに迷うのだとしたら、あなたが気付かない問題があると思ってください。

何もなければ人は迷ったりすることはないのです。

ある男性が、とても良い条件で他の会社の人からヘッドハンティングされました。彼は迷っていましたが、家族や新しい会社の人たちから勧められて、転職を決意しました。彼の給料は大幅に増え、大きな役員室や仕事用にと高級車を与えられました。彼は一生懸命に働き、間もなく出世して地位も手に入れたのです。彼は「転職したことは正解だった」と思うようになりました。しかし、それから間もなくして、得意先が予想外のミスをしたことがきっかで、数か月後には会社は倒産をしてしまいました。重役のポストにいた彼にはたくさんの責任がのしかかり、非常に苦労を強いられました。

人の直感は、他の感覚機能と比べると予測できる力が優れています。

耳や目などの感覚器官は現実を見聞きしており、簡単に罠にはめられてしまうのです。直感は敏感で人間の本能に訴えてきます。これは今起きている現実だけではなく、未来についてもいえることです。

「もやもやする」は潜在意識からのメッセージ

潜在意識は、簡単に騙されてしまう顕在意識に「やめたほうがいい」とメッセージを送ってくれています。けれども気持ちが新しい会社のほうに流れているときには顕在意識はそれを押し殺そうと知らないふりをするのです。

そうするともやもやしたり、なんとなく気が進まなくなります。そんな時には潜在意識からのメッセージですので新しい行動を起こさないほうが良いのです。

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