私は引き寄せの法則に興味があります。引き寄せの法則を使えるようになって自分の夢を叶えたいです。引き寄せの法則を活用するには潜在意識が重要だということを知りました。そこで潜在意識についての本を買ってみましたが、そこには「潜在意識を活用するには睡眠を利用する」と書いてありました。寝ているだけで自分の願いが叶うのならばこんなにいいことはないと思うのですが、本当なのか信じることができません。もう少し納得できる説明をしていただけないでしょうか。
人生の1/3は睡眠に費やされている
睡眠の科学研究はまだまだ遅れていて多くの謎に包まれています。人は毎日眠りますが、「なぜ眠るのか」ということさえ、未だにハッキリと解明されていないのです。
けれども、睡眠によって多くのひらめきを得たという報告は世界中でたくさん聞かれています。
ポール・マッカトニーの名曲「イエスタディ」は夢の中で聞いた曲でした。「ジキル博士とハイド氏」の著者、ロバート・ルイス・スティーヴンソンは、何日も作品を書けない日が続いていました。しかし、「ジキル博士とハイド氏」のもとになる悪夢を見て作品を書いたと言われています。
潜在意識が一番働くのは睡眠時です。睡眠中は無意識であり、自分でコントロールできません。ですから無意識である睡眠時に自分の想念を送るのが一番良いとされているのです。けれども睡眠時に想念を送ることは困難ですね。ですからその前後、特に睡眠直前の時間を活用することが最も良いとされています。
私たちは人生の1/3もの時間を睡眠に費やしています。睡眠は宇宙からのエネルギーを頂ける場です。私たちに何か問題が起きたとしてもその答えは睡眠中に得られることが多いのです。
潜在意識に想念を送るのは睡眠前が最も良い
睡眠は単に昼間の疲れをとる休息のためにあるのではありません。もっと重要で生きるために必要不可欠なものなのです。植物は夜に成長します。人も植物と同様に、睡眠時に肉体的にはもちろん精神的にも成長しているのです。
潜在意識が最もよく働くのは睡眠時とその前後である、「寝る前の意識がもうろうとしている状態」、「起きてすぐのぼんやりとした状態」の時です。
この睡眠前後の状態に潜在意識に自分の想念を送ることができれば、潜在意識に効率よく刷り込みを行うことができます。
入眠前後の脳波はθ波になります。θ波の、「うつらうつらしている半覚醒状態」は奇跡を起こす脳波ともいわれ、幽体離脱やチャネリング、数々のインスピレーションを受け取ることも可能と言われています。
特に入眠前に自分の想念を送ることは非常に重要です。どんどん眠りに落ちていくにつれ、雑念が取り払われ、純粋な想念が潜在意識に受け止められるようになるのです。
睡眠時の潜在意識の働きとは
そして潜在意識は睡眠状態に陥ると動き始めます。睡眠時の潜在意識の働きは3つあるといます。
まず一つ目は、脳内の働きについてです。寝ている時にも脳内は働いています。脳細胞が、脳内にある膨大な記憶の中から、必要な経験の技術や知識、情報を引き出して、潜在意識が受け取った想念を現実化します。
二つ目は、他者との交流についてです。睡眠時には、他者の潜在意識と交流ができるといわれています。その内容は夢の中にメッセージとしてしばしば現れます。
三つ目は、宇宙とつながることです。私たち個人が、宇宙とつながることができるのです。宇宙とひとつになることで発明やインスピレーションなどの特別な能力が得られるといわれています。
つまり、昼間の顕在意識が働いている状態とは全く異なった意識の働きがあるということです。ただし、これは潜在意識である無意識の領域で行われるため、覚醒している顕在意識では受け取ることは不可能といってもいいでしょう。けれども潜在意識は休むことなく、人間の全ての活動をコントロールしているのです。
その潜在意識の偉大な力に唯一、大きく影響を与えられるのが半覚醒状態の時に自分の想念を送ることなのです。
睡眠が潜在意識を自在に操るカギとなっていることを理解してください。あなたの偉大な潜在意識は、あなたを導いてくれるものだと信頼してください。あなたが眠る前に潜在意識の偉大な力を信じ、想念を送ってください。そうすると潜在意識はあなたに解決の道を示してくれます。
あなたの現実はあなたが創っています。あなたの未来はあなたの心の中にあるのです。あなたが今、習慣になっている思考や信念があなたの未来を引き寄せるのです。