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お金を否定する人は豊かになることはできません

私は、「稼ぐ、稼ぐ」とお金のことばかり考えている、今の傾向はあまりよくないのではないかと感じています。お金は人生を転落させるものですよね。毎日、お金が原因で殺人や詐欺、強盗など事件が蔓延しています。今の日本人はお金のことばかり考えているからこんな物騒な世の中になってしまったのです。
お金がなくても幸せになれる。そういう生き方をもっと世の中に伝えて、子供たちにも教えていくべきではないですか。

お金を否定してはいけません

日本人には「清貧な生き方が良い」という考えがありますね。テレビドラマでもお金持ちは悪人、貧しくてつつましく暮らしている人が良いとされているものが多いです。ですからあなたの言っていることもわからないわけではないですし、そういった生き方を否定しているわけではありません。

けれども「お金は良くないものだ」「お金は人生を転落させる」などお金を否定する言葉は使うべきではありません。なぜなら否定するものは失うことになるからです。

確かにお金が原因で人生が転落する人も多いです。毎日のようにニュースではお金が絡んだ事件が報道されています。ですからそれはある意味本当のことではありますが、全ての人がそうではありません。もしお金が人生を転落させるものであるならば、全ての人の人生が転落していることになります。ですが、お金があることでたくさんの人が幸せに生きているというのも事実なのです。

お金が原因で人生が転落してしまうのはその人自身の問題です。お金は関係ありません。お金のせいで人生が狂ったと勘違いしているだけなのです。
それよりも大事なことはお金に対する考え方です。「お金は人生を転落させる」と思っている人は、一生お金に恵まれることはありません。なぜかというと人は嫌だと思うもの意識的に避ける生き物だからです。

お金に対する気持ちを認める

気をつけなければいけないのは、「清貧な生き方が良い」という思いの奥に本心が隠れている場合があることです。
「酸っぱいブドウの法則」をご存知でしょうか。イソップ童話の「キツネとすっぱいブドウ」からきている心理的法則です。キツネは木に実ったおいしそうなブドウを見つけるのですが、食べようとして何度跳び上がっても届きません。キツネは悔しくなって「どうせこのブドウは、すっぱくて食べられないはず」と自分に言い聞かせるのです。お金もこのような思いになりがちです。「すっぱいブドウ」と同じで本当は欲しいお金を手に入れることができないので「お金は人生を転落させるもの」と自分に思い込ませようとしているのです。
こういった方は残念ながら人生を楽しむことはできません。それはどうしてかというと心の底では「お金が欲しくて、欲しくてしょうがない」と思っているからです。

哲学者のフランシス・ベーコンは「富を軽蔑するような態度をしてはいけない。富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ」と言っています。この言葉は人生における真理を表しています。ですからお金に対して正直な気持ちを認めるべきです。子供たちに教えなくてはならないことは、「お金は悪いもの」と思うことではなく、お金とうまく付き合うことなのです。私は、お金が人生を転落させるものではないと断言します。人が思ったようにお金を持つことができないのは、心の底では「お金を悪いもの、汚いもの」と思っているからです。「清貧が良い」と教育されてきたので「お金は良いものだ」と思えないのです。

そして最も重大なことは、少ないお金で苦労して暮らすこと、つまり清貧は良いことだと思い込んでいるのです。

お金は道具にすぎません

「清貧が良い」と思うのは、お金に対する誤った認識があるからです。お金は単なる道具です。富とは人間の欲求を満たすものです。昔は物を交換することで欲しいものを得ていましたね。お米や野菜を家畜と交換していたのです。つまりそうやって富を得ていたのです。そして時代とともに物がお金という道具に変化しただけで、富を得るためには物とお金を交換するという本質的な手段は変わっていないのです。

ですから、お金は人生を転落させると思っている人、実際に転落した人生を歩んでいる人は、お金に対する価値を必要以上に感じており、扱い方を誤っているだけなのです。

お金は単なる道具であると正しい認識を持っていれば、お金は人生を転落させることはありません。

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