私は、世の中は不公平だと感じています。なぜなら、お金持ちの人はどんどん収入が増えてさらに豊かになっています。反対に貧しい人というのは、一生懸命に働いているのにいつもギリギリの経済状態です。いくら働いても生活が楽になることはありません。
どうしてお金持ちの人ばかりが得をして、貧乏な人はいつも損をしなくてはならないのでしょうか。
潜在意識を使って、このような貧乏の悪循環を断ち切る方法はありませんか。
不平不満を言ったり、嫉妬や妬みはやめましょう
これは本当にその通りです。実際に「貧しい人が大変な思いをする」、「世の中は不平等である」と感じている人は多いのではないでしょうか。けれども、潜在意識を利用して、「人生を良いものに変えたい」と思っているのであれば、まずその考えを改める必要があります。
「お金持ちばかりがいい思いをして貧しい人が大変な思いをする。世の中は不平等だ」という考えは、不平不満になります。
この記事を読んでくださっている人の中には、「いいえ。それは違います。これは不平不満ではなく、事実です」という人もいるかもしれません。確かに豊かな人は更に豊かになっており、貧しい人はいつも貧しいという人の割合のほうが多いかもしれません。けれども貧乏から成功してお金持ちになった人も実際には少なくても存在しているのです。フォード・モーターの創業者であるヘンリーフォードは5回も破産した経験がありますし、ハリーポッターの著者であるJ・K・ローリングはうつ病を患い生活保護を受けながら小説を書いたのです。
けれども「私もお金持ちになって、どんどん豊かになる経験をしてみたい。でも無理だろう。世の中は不平等でずるい。なぜいつもお金持ちばかりが得をするんだろう」と言いたいのではないでしょうか。これには誤った思い込みです、そしてここには嫉妬や妬みも含まれています。
けれどもお金を悪く言ったり、不平不満や悪口、他人に対する嫉妬や妬みなどネガティブな思考は手放すべきです。ネガティブな思考はネガティブな出来事を連れてくるだけなのです。
潜在意識にインプットされたことはどんなことでも引き寄せる
潜在意識には引き寄せの法則というものがあります。それは、潜在意識にインプットされたことは、たとえどんなことであってもそれを引き寄せてしまうという力があるということです。
ですから例えば、お金持ちの人は、「いつもお金が入って来るのが当然」と思っているので、引き寄せの法則が働いて常にたくさんのお金が入ってきているのです。
ですからもし、不安なことや心配なことばかりを考えていたらそれが潜在意識にインプットされ、それがあなたの現実になるのです。「貧しい人はいつも大変な思いをしている」「損をしている」と思っているから、いつも貧しく大変な思いをし、損をしているのです。
引き寄せの法則は、誰にでも例外なく常に働いています。そして良いことでも、悪いことでもあなたの思考の通りになるのです。
お金持ちの人は、「私はお金がたくさん入ってくるのは当然のこと」と思っているため、それに伴った行動をします。ですからさらにお金がどんどん入ってくる状態を作っているのです。
反対に貧しい人というのは「いつもお金が足りない」と思っていて、お金を貯める喜びを知らないのです。ですからどんどん使ってしまい、お金が増えることがないのです。
これは全てのことに言えます。
例えば、健康です。病気を患っている人というのはいつも何かしたらの病気を持っています。病気のことばかり考えたり、落ち込んだりしているので色々な病気を引き寄せるのです。反対に、健康な人というのは、病気になることはまれです。
思考と行動が循環を作りだす
このように習慣になっている思考とそれに伴う行動によって、今のあなたの現状はよくも悪くもそのままの状態を維持し、だんだんと広がっていくという特性を持っているのです。
ですからどうせどんどん広がっていくのであれば、良いことを広げたいものですね。
ですので、あなたがまず最初にすることは、このような質問をしないということです。
本当はいつでもお金は循環しており、体内に流れている血液のようなものなのです。つまり本当は誰にでも流れてくるものなのです。この循環を止めてしまうのはお金に対するネガティブな考えと他人に対する、妬みや嫉妬です。そのような考えを持っている限りあなたのところには流れがせき止められ、お金がやってくることはないでしょう。