第十三話 悪い友達

私は、学生時代いじめられっこだったので
そのあたりにコンプレックスがあり
20歳くらいから空手を始めて
真面目な練習生ではありませんでしたが
週1~3回は空手道場に通っていました。

道場は変わっても自分のペースで続けていたんです。
肉体的には全く才能がありませんでした。

特に腕力で争って勝つという事に意味を感じない性格です。
道場には、フリーターをしながら空手を極めるみたいなコアな人もいましたが
全く魅力を感じていませんでした。
それでも、いじめのトラウマを取り払うという事がモチベーションで
10年くらい自分のペースで続けていたんです。

30歳になったらキリがいいからやめようと思い
アマチュアのスパーリング大会のようなものに3回くらい出て
2勝1敗という平凡な成績を残しやめました。

やめたのはもう一つ理由があります。

「悪い友達です」

空手道場にはいろいろな人が来ていました
やんちゃ系の人や
サラリーマン
公務員
選手になりたい人
趣味のおじさん
ダイエット目的のOL
格闘技ヲタク

私は元々人見知りで、あまり人と関わろうとせず
飲み会などにも参加しませんでした。

しかし、私のような肉体的な歳のは皆無でも、根気強く続けることで多少は強くなります。

そこそこ強くなると
慕ってくれる変わり者の後輩が現れました。
Fさんです。

私は、このFさんと関わったおかげで
会社は倒産寸前
健康的にも最悪な状態になってしまいました。

しかし、Fさんには感謝しています。

付き合う人間で人は簡単に堕落してしまう事を教えてくれたからです。

この失敗がなければ私は人間関係の本質
そして、成功のための人間関係の構築法の神髄を身をもって学べたからです。

次の話で
なぜ、そのような事になったのかお話します。

>>第十四話へ続く

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