二十三話 良い方へ狂った男

ボロアパートで再起を夢見て
作業をひたすら続ける私・・・

アルコールもやめて夜遊びに行くこともなくなりました。

どうしても孤独すぎるときは
格安ガールズバーでウーロン茶を飲んでいました。

コミュ障系だった私ですが
心理学の本や
セールステクニック
マーケティングの本などを読んでいました。

将来はコンサルも視野に入れていたので、
修行の一環として
「ビジネス関連の話をガールズバーで話す」を練習の場としていました。

インプットとアウトプットですね。

基本がコミュ障でおとなしい性格です。
今でも、口は上手ではありません。
生まれ持ったもので、私はどちらかというと「職人」には向いていますが
聴衆の前で話す事は向いていないのです。

ネットで検索しているとかなりパブリックスピーキングがかなり上手な人が沢山いますよね
きっと、その手の学校か何かの卒業生でしょう。

しかし、こういうのはうまい、下手ではありません。
政治家の演説や大企業のプレゼンをするわけではありません。

色々な人がいいし多様性があっていいのです。
音楽でもそうだし
パブリックスピーキングだったら「鳥肌実」なんかもかなり変わっていますが、人気ですね。

きちんと実業で結果を出していれば
自分の好きに話していても、好きに聞いてくれる人は大勢います。
話が、うまいとかヘタとかは後でやっていればついてきます。

ですから、孤独を紛らわす事、そして、少しでもコンサルやパブリックスピーキング
プレゼン能力を高めておこうと「ガールズバー」を練習台としたのです。

女子大生にネットビジネスを教える36歳の怪しい男

通い続けていると
私は、女の子たちの間で
エロ話はせずに、ネットで稼ぐ方法を教えるオモシロ兄さんとして少しだけ有名になっていたようでした。

稼がせてあげると話をしてメアドを交換し
実際にデートをしながら
広告ビジネス
電脳せどり
のなかから穴場情報を教えて、あげました。

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※広告ビジネスは
ダイエットサプリや中古車査定などのアフィリエイト
電脳せどりは
サービスの仲介です。
例えば、先にAさんに7日後に記事を5000円で売る約束をして
Bさんにそれを1000円で作ってもらい、Aさんに売れば4000円の利益といったイメージです。
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20代の女性は、お金には貪欲なのか、ハイ、ハイ、と言う事を聞いてくれるので話が早いです。
しかし所詮、女子大生やOLです。
ビジネスマンや、鼻息荒く稼ぎたいと思っている上京した男と言うわけではありません。
そこまで根性もないし、たくさん稼ぎたいとも思っていません
その精神性ゆえ、4万とか5万円くらいしか稼ぐことはできません
まだまだやれるのに、そのくらいで満足してしまうのです。

それでも、松田さんはすごいもの知りですごい!等と喜んでいるようです。

彼女らには「ビジネスマインド」は皆無で、すぐに何かバックとか買ってしまいます。
先行投資という概念が完全に欠落しているのでお金が回せません。
大事なのは、その稼いだ、4,5万を資金源にして先行投資をして
さらに30万、100万円とアプローチをする事なのでが
数十万と聞くと、彼女は、そんなの怖いとか、できるわけないと思うのです。
「本気で稼ぎたいんです、松田さん!」と言っている男だったらビンタでもするところですが、
なんの義理でもない、遊びで付き合っている私にはそこまでの義理はありません。

「そうね~自分のペースでやればいいんだよ~」と言っていました。

そんな感じで、孤独を紛らわせながら
昼はかなり孤独な作業を続けて、
夜は、たまにパブリックスピーキングやコンサルの練習をするという日々が続きました。

2014年の5月ごろには私の月利は200万を超えていました。

「よし!復活や~」

私は、その年に自分の給料を引き上げて
高級マンションの不動産の審査に受かりました。

私はとても幸せでした。
アイデアが降ってくるのを感じていました。
今やっていることをどんどんやって

「月利で500万円」を目標にすることにしました。

もう若くはない

高級マンションに住んだのはいいですが

実家で介護や鬱などで苦しんでいた時に
いろいろな本を読みました。

それでいろいろ人生観が変わっていたのです。
お金に関する教養を学んだのです。

私は、以前よりも、高級マンションや高級スポーツカーにあまりあこがれを感じなくなっていました。

それよりも、歳も歳ですこの時で37歳ですから
派手な生活よりも
子どもを作って平和に暮らしたいと思うようになっていました。
実家の親も気にかかります。

月収100万円でも、精神的に幸せを感じており
見栄を張らずに、月収30万円の生活水準を保てる人が最強である
と言う事を学んでいました。

私のような田舎者がおちいりやすいのですが
何かで成功して年収1000万円くらいになった時に
王様や貴族になったと勘違いして、2000万円の生活をしてしまい
結果として、借金や精神的に苦しい生活をしてしまう事がよくあります。

年収1000万円なんて大したお金ではありません。
生活水準を上げればすぐにお金は無くなります。

私は、環境のいいマンションは手に入れましたが
特に見栄っ張りな性格でもありません。
比較的地味な服装が好きなのです。
洋服は洋服の青山のワゴンセール品で十分です。
食事も基本的に近所の総菜屋の30%オフとかの
見切り品を積極的に買って食べています。

また、将来、自分の親の介護も必要になるから
その時の為に、毎月かなりの額を貯金していました。

>>第二十四話へ続く

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