第十七話 お母さん一緒に寝てください

東京のマンションを引き払い
実家に帰った私は精神的にボロボロでした
その影響で肉体的にもボロボロです。

正式に病院に行って診断を受けたわけではないですが
多分あればうつ病のような状態で
しかもパニック障害のようなものも併発していました。

自律神経もやられていて夜は眠れません。
眠れたとしても、途中覚醒といって、2,3時間で目が覚めます。
ただ目が覚めるのはまだいいのですが
無駄に行動的な感じになって「何かしなきゃ!」と焦るのです。

焦燥感といって強いストレスからくる自律神経の乱れからくるものです。

何とかしなきゃと思っても、何もできないので
さらに焦って、その絶望感から自殺したくなるのです。

窓の外に自殺の文字

実家は二階建てです。

当時よく見ていた幻覚を教えます。

幻覚と言うと、今では笑えますが、当時は本当に見えていたので
本当に怖いというか、何というか
最初は、「あぁ、ついにおかしくなったな、ストレスのせいだろう・・・」
と思っていたのですが

見慣れてくると
「あれ、今日はこの幻覚か」
「ん?今日は見れないな~」
と言ったぐいで慣れてくるんですね。

当時よく見ていた幻覚はこんな感じです

二階の窓を見ると

「自殺」という文字が浮かんでいます。
銀色でこんな感じの角ばったロゴです。

2回から落ちて死んでしまおうか・・・
いや、この程度の高さだと中途半端に怪我をして、自殺できないんじゃないか
等、考えてしまいます。

「希望」バージョンもありました。
この程度で死ぬ奴はいない
別に借金があるわけじゃないんだから大丈夫
一度成功しているんだから、反省点を生かして仕事を再開すれば
再起できるから希望を持って頑張れ・・・

きっと私の潜在意識が投影しているんですね。

とにかく自殺願望が消えない

私は、アルコール依存症のような状態になり
昼間からは飲むことはありませんでしたが
眠れないので暇を持て余しアルコールを飲む
そして、途中覚醒をして死にたくなる
そんな毎日を繰り返していました。

そんあときに、自殺願望が消えない時がありました。

例えるなら
電車にのっていると下痢を感じて
やっと次の駅について、トイレを発見
そこには2,3人並んでいて
お腹の激痛を我慢して、ようやく10分後に
便器にに座って

その時に
「出してはいけない」
と言われるようなものなのです。

普通、出して、お腹スッキリですよね。

私の「自殺してはいけない」というのはそのレベルで
半歩間違えば自殺しているレベルです。

私は、ある夜に自殺願望がどうしても消えなくて
母親に

「おかあさん、一緒に寝てもいいかな・・・」
と申し出て
実際に一緒の部屋で寝てもらいました。
さすがに一緒の布団ではないです。

34歳の男が「おかあさん一緒に寝てくれ」なんて言っているんです。
しかも、自立心の高い私のような性格の人間です。
とても追い詰められていました。

私は「都落ち」をして実家に帰り
絶望の中、自殺願望を振り払うべく戦っていたのです。

ネットでは「うつ病 原因」
「うつ病 改善」
「パニック障害 体験談」
等を検索していろいろ調べたりもしました。

そんな私に更なる追い打ちをかける出来事が始まります。

>>第十八話に続く

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