物理の世界の「量子力学」という存在

量子力学は、一般的な生活をおくる上でとても役立っている物理の法則の一つです。
その証拠に、たとえばコンピューターなどのおなじみの存在も、量子力学なくしては存在することは不可能でした。
そんな我々の生活に欠かせない存在でありつつも、しかしながらその理論は不思議で理解しにくいものという特徴もあります。
まず電子や原子といった存在はとても小さく、目で確認することは不可能です。
そして、そんな小さな世界の中では、粒子は物質でありながら波のようでもあり、このような違う性質を合わせてもっているものを量子と呼んでいます。
そして量子力学とは、そんな量子を研究するための学問です。
量子の代表格とも呼べる存在が、「電子」です。
それゆえに現代社会のテクノロジーに、量子力学は貢献しているのです。
たとえば、有名なものでは確率の波を計算する方程式のシュレディンガー方程式やシュレディンガーの猫といったものがあり、こういったものはテクノロジーに大きな恩恵を与えています。
もっともそんな不思議な世界のことは、やはり当初は物理学者の中でもなかなか受け入れることが難しく、特にアインシュタイン等は強く否定していた部分もありました。
ただ、すべてを否定していたわけではなく、疑問を投げかけることでより鮮明かつ精巧に研かれたことで、この学問の貢献者の一人とも呼ばれています。
そして、その謎や不思議な世界に対する研究は現在でも続けられており、より高度な理論などが提唱され、認められています。
たとえば「自発的対称性の破れ」という現象の研究についてはノーベル物理学賞も授与され、さらにはその理論が多くのその後の研究に貢献を果たし、ヒッグス理論なども誕生しました。
こちらも同様にノーベル物理学賞を受賞しています。
このような研究が今後もどんどん進んで進化していけば、やがて超能力の一種とされるテレポーテーションなども決して不可能とは言い切れません。
現に量子の世界での量子テレポーテーションは実現しており、不可思議でファンタジーのような世界ながらも、これからも量子力学の世界からは目が離せません。

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