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貧乏は治すべき病気です

先日、「貧乏はだめなことなの」と子供に聞かれて返答に困ってしまいました。私には貧乏がだめなのかはわかりません。しかし、お金がなければ、不安ですし、苦労もするでしょうからとうてい、いいことだとは思えません。できるならば、みんな貧乏にはなりたくないと思っていると思います。もし、子供にこんな質問をされたらどんな風に答えればいいのか教えてください。

働く=お金を得るだけではありません

最近、若い人に限らず、中高年の「ニート」や「引きこもり」が増加しています。成人を過ぎた人たちが働かずに家にいて、生きていくことに必要最低限のお金で生活しているのです。彼らは社会との接触を避け、貯金を切り崩したり、親のお金を当てにして暮らしています。病気などで働きたくても働くことができないという人ばかりではなく、好んでこのような生活をしている人たちもいます。
世間では「哀れ」だと軽蔑の目で見られている人たちですが、中には少ないお金でつつましく暮らすことを楽しんでいる人達もいるのです。
ですからこういった生活を楽しんでいる人達に「貧乏はいけないことか」という質問をしたら「そうではない」と答えるでしょう。彼らは「お金のために嫌な思いをして我慢して働くのなら、お金はいらない。貧乏でものんびり生きていくほうがストレスもなく楽しく生きていける」という考えです。
けれどもそういった人たちは大事なことに気が付いていません。働く=お金になっているのです。ですが働くことというのはお金を稼ぐことだけではありません。働くこととは社会を維持していくための役目を全うすることでもあるのです。社会の一員となって、働いて社会貢献をするということです。私たちはその対価としてお金を受け取っているのです。
何もしないで貯金を切り崩したり、親のすねをかじって細々と暮らすことができるのは今の日本が豊かだからです。今はとても良い時代なのです。もし、終戦直後の貧しい日本であったり、ハイチやリベリアの貧窮した国に住んでいたら誰もが望まなくても貧しい生活を強いられることになるのです。

貧乏は病気です

貧乏は病気です。ですから病気を治す必要があります。貧乏でつつましく生活することは立派なことではないのです。貧乏は悪いことではないですが、貧乏で良いことなどないのです。貧乏は病気です。わざとがんや脳卒中など病気になりたいと思う人はいないはずです。健康番組の視聴率が良いというのは多くの人が病気にならないために健康に関心を持っているからです。病気を予防するためのサプリメントが売れているのは病気になりたくないからですよね。それと同じことです。ですから「貧乏」という病気にもならないほうが賢明です。今は自宅にいてもインターネットを使って働くことはいくらでもできるのに社会貢献をせずに貯金を切り崩したり、親のすねをかじってわざわざ貧乏という病気にかかって喜んでいる人は放っておけばいいのです。
おこさんには「貧乏は悪いことではない」と教えてもいいと思います。ですが、貧乏について話すのであればお金持ちについても教えるべきです。

お金からみる4タイプ

人はお金からみて4つのタイプにわけることができます。
一つ目は、「本物にお金持ちの人」です。
本当にお金持ちの人というのはお金がたくさんあります。ですが決してけちけちしているのではありません。心が豊かで積極的に社会貢献をしています。自分や周りのためだけではなく、社会が良くなるためにもお金を使うことができる人なのです。
二つ目は「お金持ちでも貧乏な人」です。
お金持ちでも貧乏な人というのは、お金はたくさん持っていますが、自分や身近な人にしかお金を使いません。心が貧しく、自己中心的な考えを持っています。
3つ目は「貧乏だけどお金持ちの人」です。
貧乏だけどお金持ちの人というのは、お金をたくさん持っているわけではありません。持っているお金は少ないです。ですが、その中でも社会や人のためにお金を使い、心が豊かで楽しく生きています。
4つ目は、「貧しくて貧乏な人」です。
貧しくて貧乏な人というのは、お金に恵まれておらず、心も貧しいです。自分のことしか考えておらず、何かあるとすぐに文句を言ったり、怒ったりします。自分の境遇を周りや人のせいにしていつも不満ばかり言っています。
ぜひ、おこさんにどのタイプの人間になりたいのかを聞いてみてください。そしてあなた自身も自分がどのタイプに当てはまり、どうなりたいのか、考えてみてください。このように問うことによって豊かさの性質と貧しさの性質を理解できるようになるでしょう。

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